故人を新たに偲ぶ「墓じまい」基礎知識

故人を新たに偲ぶ「墓じまい」基礎知識


墓じまいの基礎知識​

本日5月6日は「コロッケの日」ですね。株式会社「味のちぬや」が、「コ(5)ロ(6)ッケ」の語呂合わせで定めたこの日を記念し、家庭の食卓を豊かにするという意図が込められています。食品の「保存」と、故人の記憶を別の形で「保存」する墓じまいには、思わず共鳴する部分があります。そこで、今回は、不動産オーナーの皆さんが知っておくべき「墓じまい」の基礎知識をお届けします。​

昨今、核家族化や少子高齢化が進行する中で、「墓じまい」が注目されています。墓じまいとは、現在あるお墓を片付けることです。お墓が遠方にある、後を継ぐ人がいない、維持費がかさむ……こうした事情から、墓じまいに踏み切る家庭が増えています。そこで必要となるのが、遺骨の移動やお墓の撤去に関する知識です。​

墓じまいの基本的な流れですが、最初に「墓じまいをする理由」を明確にしてください。家族で話し合い、みんなが納得した上で進めることが大切です。まず現在のお墓が管理されている寺院や墓地の管理者に連絡を取り、墓じまいの意思を伝えましょう。次に、新しい納骨先を探し、そちらと契約を交わします。​

その次に、実際の作業に移る前に、役所から「改葬許可証」を取得する必要があります。改葬とは、遺骨を別の場所に移すことを指しますが、これは行政が関わるため、事前に申請が必要です。手続きがうまくいかないと、後々の移動が認められないことがありますから、手順を丁寧に確認して進めましょう。​

さて、具体的な作業にあたっては墓石の撤去や遺骨の移動を専門の業者に依頼すると、安心です。業者に依頼することで、法律や地域特有のルールに基づいた適切な作業を受けることができますし、何かトラブルがあった際も心強い味方となります。​

最終的には、改葬した遺骨を新しい場所に安置し、現地で法要を行うという流れです。こうした過程を経ることによって、故人の記憶を新たにして、家族にとって大切な存在であり続けるでしょう。​

墓じまいを考える際には、「保存」することの意味を改めて感じるかもしれません。しっかりと基礎知識を持ち、適切に準備すれば、新たな形で故人を偲ぶ場所が整います。不動産オーナーとして土地や建物を管理する責任者の立場から、墓じまいの一連のプロセスをしっかり理解し、節目ごとにきちんと手続きすることが重要です。​

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